中華料理とインド料理の融合を見る -ネパール焼きそば「チョウメン」-
第5回ネパール家庭料理教室を開催しました。今回は、ネパール焼きそば「チョウメン」とネパール焼き菓子(ネパール風ホットケーキ)「ミタイ」をつくりました(写真)。講師はいつもの通り、ヒマラヤ保全協会会員でネパール料理研究家の石崎めぐみ先生です。焼きそばといえば、ソース焼きそばや中華の焼きそばをすぐにおもいうかべます。いうまでもなく中華料理には実にたくさんの麺料理があります。一方、スパイス料理といえばインド料理であることはいうまでもありません。
今回つくった「チョウメン」は、スパイスで味付けをした焼きそばです。それは中華料理では決してなく、一方、スパイス料理といってもいわゆるカレーのたぐいではありません。
このネパールの「チョウメン」には麺とスパイスが融合しています。「チョウメン」はネパールが生み出した独自の料理です。それは、北部の中華文明(あるいはチベット文明)と、南部のインド文明(ヒンドゥー文明)という二つの巨大文明にはさまれた、比較的せまい地域の特色をあらわしています。
ネパール料理からは、二つの文明をたくみにとりいれながら独自の発展をとげたという、ネパールのすぐれた重層文化の片鱗をよみとることができるのです。
料理から文化がわかる。これからも、ネパールの「食文化」をとらえる企画をつづけていきたいとおもっています。
> ヒマラヤ保全協会の第5回ネパール家庭料理教室
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