自然環境と生活体験のシンクロナイズ -ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクール-
2006年、日本とネパールは国交50周年をむかえた。これを記念して、写真家の大森弘一郎氏らが中心になって、『日本・ネパール国交50周年記念誌』を発行するという。(特活)ヒマラヤ保全協会も原稿執筆を依頼され、特に、2006年に実施された特色ある出来事について書いてほしいということだった。そこで私は、ヒマラヤ保全協会の「ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクール」についておもに記載した。以下にそれをしめす。
1.ヒマラヤ保全協会のあゆみ
ヒマラヤ保全協会は、ネパール・ヒマラヤにおいて、自然と人間の共生をめざし、地域住民が主体になった環境保全活動をすすめています。KJ法をつかった住民参画方式により、森林保全を中心とした自然環境の保全、住民の生活改善、文化保全、地域の活性化などを有機的にむすびつけて事業をおこなっているのが特色です。また、日本人ボランティアと現地住民が協力して、「ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクール」(スタディツアー/エコツアー)を毎年開催しています。
当会の活動は、1963年に、川喜田二郎(現ヒマラヤ保全協会名誉会長)が、ネパール西部のミャグディ郡シーカ村で、ヒマラヤの自然を守り、村を発展させるために技術協力をはじめる計画をたてたころよりはじまります。
そして1997年に、川喜田二郎はヒマラヤ技術協力会(ヒマラヤ保全協会の前身)を設立し、森林保全・上水道建設のプロジェクトを開始しました。
その後1986年には、ヒマラヤ保全協会を設立し、プロジェクトをさらに発展させました。
1992年になると、そのヒマラヤ保全協会は、アンナプルナ総合環境保全プロジェクトを開始しました。また、第1回「山岳エコロジースクール」を開催しました。
1997年には、ヒマラヤ保全協会はネパール事務所を開所し、現地での活動を一層強化しました。
2001年には、森林保全3ヵ年計画を開始しました。
そして2005年、新たな森林保全プロジェクトをパルバット郡その他で開始しました。
このように、川喜田二郎とヒマラヤ保全協会は、森林保全と住民の生活を向上させるプロジェクトを多数おこない、山村を活性化させ、ネパールの発展に大きく貢献してきました。この活動はこれからも継続しておこない、ネパールの発展のために今後とも役立ちたいとおもっています。
2.ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクール
ネパール人と日本人が協力して植樹をすすめる
ヒマラヤ保全協会の「山岳エコロジースクール」は、1992年からほぼ毎年開催されています。現地で進行している当会の事業と一体になって開催されるということが最大の特色です。
2006年12月22日〜2007年1月8日には、第13回「ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクール」が開催されました。テーマは「環境保全 -世界の屋根ヒマラヤを守れ!」でした。
ネパール・ヒマラヤをトレッキングし、ネパール中西部ミャグディ郡・ナルチャン村にホームステイをしました。ナルチャン村では、日本人ボランティアがヒマラヤ保全協会の現地事業に参加することを主眼に、当協会の事業地を見学、地元の生徒たちとともに植樹もしました。
今回の参加者からだされた数多くの感想の中で、もっとも重要なこととして参加者自身によりピックアップされたのは以下の4点でした。
「生徒たちと一緒に植林をおこなったのがとてもよかったです」
「参加者の皆さんと意見交換することで自分の視野がひろがりました」
「環境と開発のジレンマを感じました」
「観光・交流は、良い悪い両方のインパクトを与えると思いました」
このエコロジースクールは、ヒマラヤは、自然と人間を見つめ直す最適地であり、地域に住む人々や地域の自然そのものが“先生”であるというコンセプトに基づいて、参加者が、ヒマラヤ保全協会の現地協力活動に参加する中で、自然と人間、文化についてまなんでいくというプログラムです。一方で、地元の人々にとっては、日本人とやりとりするなかで、地元をあらためて見直す絶好のチャンスを提供されます。
つまり、現場の資源を有効に活用し、自然や文化を保全しながら地域の活性化をめざすエコツーリズムの実践形態として長年開催されてきました。
今回の開催地・ナルチャン村とその周辺は、その景色・景観のすばらしさにおいて、過去最高でした。ヒマラヤの峰々、氷河、大渓谷、滝、大河といった数々の絶景、お花畑や温泉など、ヒマラヤの自然環境をトレッキングを通して思う存分体験できました。一方、ホームステイを通して村の生活を体験し、村人からのもてなしをうけ、家族とのふれあいや日々の食事をたのしむことができまし。
このように、今回のエコロジースクールは、自然環境とホームステイのシンクロナイズが非常に大きな効果を生みだすことを見事に証明したと言えます。背後に自然環境があり、中心に生活体験があります。“大自然”の中ですごすとはこのようなことであり、それは、人間をふくめたエコシステムを知ることです。
私たちは今回、ネパール・ヒマラヤにおけるエコツーリズムの可能性が非常に大きいことを再認識しました。ナルチャン村は、そのための絶好のフィールドとして今後の発展が大いに期待されます。
自然環境とホームステイのシンクロナイズ
> ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクールについてはこちらです
1.ヒマラヤ保全協会のあゆみ
ヒマラヤ保全協会は、ネパール・ヒマラヤにおいて、自然と人間の共生をめざし、地域住民が主体になった環境保全活動をすすめています。KJ法をつかった住民参画方式により、森林保全を中心とした自然環境の保全、住民の生活改善、文化保全、地域の活性化などを有機的にむすびつけて事業をおこなっているのが特色です。また、日本人ボランティアと現地住民が協力して、「ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクール」(スタディツアー/エコツアー)を毎年開催しています。
当会の活動は、1963年に、川喜田二郎(現ヒマラヤ保全協会名誉会長)が、ネパール西部のミャグディ郡シーカ村で、ヒマラヤの自然を守り、村を発展させるために技術協力をはじめる計画をたてたころよりはじまります。
そして1997年に、川喜田二郎はヒマラヤ技術協力会(ヒマラヤ保全協会の前身)を設立し、森林保全・上水道建設のプロジェクトを開始しました。
その後1986年には、ヒマラヤ保全協会を設立し、プロジェクトをさらに発展させました。
1992年になると、そのヒマラヤ保全協会は、アンナプルナ総合環境保全プロジェクトを開始しました。また、第1回「山岳エコロジースクール」を開催しました。
1997年には、ヒマラヤ保全協会はネパール事務所を開所し、現地での活動を一層強化しました。
2001年には、森林保全3ヵ年計画を開始しました。
そして2005年、新たな森林保全プロジェクトをパルバット郡その他で開始しました。
このように、川喜田二郎とヒマラヤ保全協会は、森林保全と住民の生活を向上させるプロジェクトを多数おこない、山村を活性化させ、ネパールの発展に大きく貢献してきました。この活動はこれからも継続しておこない、ネパールの発展のために今後とも役立ちたいとおもっています。
2.ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクール
ネパール人と日本人が協力して植樹をすすめるヒマラヤ保全協会の「山岳エコロジースクール」は、1992年からほぼ毎年開催されています。現地で進行している当会の事業と一体になって開催されるということが最大の特色です。
2006年12月22日〜2007年1月8日には、第13回「ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクール」が開催されました。テーマは「環境保全 -世界の屋根ヒマラヤを守れ!」でした。
ネパール・ヒマラヤをトレッキングし、ネパール中西部ミャグディ郡・ナルチャン村にホームステイをしました。ナルチャン村では、日本人ボランティアがヒマラヤ保全協会の現地事業に参加することを主眼に、当協会の事業地を見学、地元の生徒たちとともに植樹もしました。
今回の参加者からだされた数多くの感想の中で、もっとも重要なこととして参加者自身によりピックアップされたのは以下の4点でした。
「生徒たちと一緒に植林をおこなったのがとてもよかったです」
「参加者の皆さんと意見交換することで自分の視野がひろがりました」
「環境と開発のジレンマを感じました」
「観光・交流は、良い悪い両方のインパクトを与えると思いました」
このエコロジースクールは、ヒマラヤは、自然と人間を見つめ直す最適地であり、地域に住む人々や地域の自然そのものが“先生”であるというコンセプトに基づいて、参加者が、ヒマラヤ保全協会の現地協力活動に参加する中で、自然と人間、文化についてまなんでいくというプログラムです。一方で、地元の人々にとっては、日本人とやりとりするなかで、地元をあらためて見直す絶好のチャンスを提供されます。
つまり、現場の資源を有効に活用し、自然や文化を保全しながら地域の活性化をめざすエコツーリズムの実践形態として長年開催されてきました。
今回の開催地・ナルチャン村とその周辺は、その景色・景観のすばらしさにおいて、過去最高でした。ヒマラヤの峰々、氷河、大渓谷、滝、大河といった数々の絶景、お花畑や温泉など、ヒマラヤの自然環境をトレッキングを通して思う存分体験できました。一方、ホームステイを通して村の生活を体験し、村人からのもてなしをうけ、家族とのふれあいや日々の食事をたのしむことができまし。
このように、今回のエコロジースクールは、自然環境とホームステイのシンクロナイズが非常に大きな効果を生みだすことを見事に証明したと言えます。背後に自然環境があり、中心に生活体験があります。“大自然”の中ですごすとはこのようなことであり、それは、人間をふくめたエコシステムを知ることです。
私たちは今回、ネパール・ヒマラヤにおけるエコツーリズムの可能性が非常に大きいことを再認識しました。ナルチャン村は、そのための絶好のフィールドとして今後の発展が大いに期待されます。
自然環境とホームステイのシンクロナイズ> ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクールについてはこちらです
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