2007年度の活動と今年の抱負をのべる -ヒマラヤの自然をまもる活動-
解説
株式会社オーエムシーカードは、同社の「地球にやさしいカード」を通して、ヒマラヤ保全協会の「ヒマラヤの自然を守る」活動を長年支援しています。「地球にやさしいカード」は、カード利用額の0.5パーセントを、お客様の負担なしで、株式会社オーエムシーカードが、ヒマラヤ保全事業のために寄付をする「社会貢献型クレジットカード」です。社会貢献型クレジットカードの寄付額としては業界最大です。
同社は、本年も、そのウェブサイトをリニューアルすることになったというので、先方の質問にこたえる形で下記の原稿を提出しました。
株式会社オーエムシーカードは、同社の「地球にやさしいカード」を通して、ヒマラヤ保全協会の「ヒマラヤの自然を守る」活動を長年支援しています。「地球にやさしいカード」は、カード利用額の0.5パーセントを、お客様の負担なしで、株式会社オーエムシーカードが、ヒマラヤ保全事業のために寄付をする「社会貢献型クレジットカード」です。社会貢献型クレジットカードの寄付額としては業界最大です。
同社は、本年も、そのウェブサイトをリニューアルすることになったというので、先方の質問にこたえる形で下記の原稿を提出しました。
A. 昨年1年間の目標、活動テーマをおしえてください。ヒマラヤ保全協会は、「ヒマラヤの自然をまもる活動」として森林再生・森林保全を中心とした自然環境保全活動をおこない、ヒマラヤ地域の緑化、水源確保、野生動物の保護、土砂災害の防止などとともに、森林資源の供給により地域住民の生活をうるおすことをめざしてプロジェクトをすすめています。
昨年の活動テーマは「生活林づくり」、目標植樹本数は5万本でした(注)。
「生活林」とは、単に木材を生産するだけではなく、薪・家畜飼料・食品・薬品の生産、土壌保全機能など、住民が生活していくうえで重要な機能をかねそなえた森林であり、住民の最も重要な生活基盤となる森林のことです。森林は本来、木材などの生産の場であるとともに、下草の刈り場や肥料となる落ち葉集めの場であり、また、田畑や飲料水の水源でもありました。公益的機能を失わずに森林資源を開発できる「生活林」をつくることにより、自然環境と住民の生活を調和させ、森林と人間とが持続的に共存していく道をひらいていくことができます。
B. 昨年1年間の活動内容を具体的におしえてください。
ネパール中西部において、現地住民と協力して、5万5千本(注)の苗木をそだて、植樹しました。ハンノキやマツを中心に、飼料木や果樹も植えました。苗畑を持続的に運営し、永続的に森林保全ができるように、村に森林委員会を組織し、苗畑管理人を養成し、苗木育成、植樹、森林管理、森林経営などに関するワークショップもおこないました。
また、1996年に開始した植林プロジェクト(キバン-ナンギ地域)を終了し、これまでに約72万本を植樹、のべ約1500ヘクタールの面積(東京都の渋谷区に匹敵する面積)の森林を再生したことを確認しました。
C. 昨年の成果、それを踏まえた今年の抱負をおしえてください。
ヒマラヤ地域の緑化、水源確保、野生動物の保護、土砂災害の防止などがすすんで自然環境が保全されるとともに、森林資源の供給により地域住民の生活がうるおうという成果が生じました。
私たちの活動は、環境保全、森林利用、地域の活性化を有機的にむすびつけ、環境保全と環境利用を同時に推進するので、森林と人間との間の循環システムを構築し、自然環境と地域社会を調和させる効果があります。
ヒマラヤの山岳民族は、森林の中に入り込んだ生活をしており、その暮らしは森林資源に高度に依存しています。そのため、単に木を生産するだけではなく、地域住民の生活を積極的にうるおす「生活林づくりプロジェクト」は、森林保全活動に地域住民が主体的に参加する仕組みでもあります。これは、住民みずからがみずからの森をそだてるといった取り組みであり、住民が主体的に参加しながら、持続的継続的に、自然環境を再生・保全していくプロセスです。
ヒマラヤ保全協会は、これまでの成果を踏まえ、この「生活林づくりプロジェクト」を今後とも着実にすすめ、住民が主体になった環境保全活動をうみだし、ヒマラヤの自然をまもる活動をさらに推進していきます。
写真(左上):植林プロジェクト(キバン-ナンギ地域)により森林が再生された事業地(シーカ谷)
写真(右下):苗畑と苗畑管理人(ナルチャン村)
(注)「植林プロジェクト」(キバン-ナンギ地域、既存プロジェクト)と「生活林づくりプロジェクト」(ナルチャン・サリジャ地域、新プロジェクト)の合計。
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