(1)混沌→(2)類推→(3)体系という三段階を踏んで情報を処理する
国際協力でつかう参画型アプローチ「KJ法」は一種の情報処理技術であり、それは、混沌とした情報群(カオス)から一つの体系(システム)を生みだす方法です。その過程でもっとも重要になるポイントは類推(アナロジー)をつかうということです。つまり、この方法では、(1)混沌(カオス)→(2)類推(アナロジー)→(3)体系(システム)という三段階を踏んで情報を処理していくことになります。第二段階の類推では、相対的に似ている情報をそばにあつめて、まず小グループをつくり、そして、しだいに大グループをつくるといったことをおこないます。似ているか異なるかといった相対的な視点にたって、情報を並列的に処理できるかどうかが重要なポイントになります。
このような三段階の情報処理により、一旦あたらしい体系(システム)ができあがると、今度はその体系にしたがってあたらな情報をどんどん分類していくことができるようになります。しかし分類という作業は、ある程度まですすんでくると分類枠にあてはまらない情報がでてきて、しだいに収拾がつかなくなってきます。こうして、時間の経過とともに一度つくった体系は次第に分化していきます。分類と分化がゆきつくところまでいくと、ふたたびあらたな混沌とした状況が生じてきます。
すると、再度あらたに、(1)混沌(カオス)→(2)類推(アナロジー)→(3)体系(システム)という三段階の過程が可能になり、あたらしい体系(システム)をつくることができます。
参画型アプローチでは、このような三段階の過程をサイクリックにくりかえしていきながら、現場の多種多様な情報を処理し、問題を解決していきます。
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