エコ・プロジェクトを地道にすすめる
エコ・プロジェクト(ゴミ処理・観光ルート美化プロジェクト)がすすんでいます。
ガーラ村は、バフン・チェットリの村であり、個々人の自己主張がつよく、まとまりが弱いという問題はありますが、時間をかけて地道にとりくんでいけばよいとおもいます。
2000年〜2005年ごろのIHCのプロジェクトは、マガールの村にかたよりすぎていたという問題がありましたので、バフン・チェットリの村にも協力するということは、様々な民族に平等に接する、バランスのとれた事業展開という別の観点からも重要です。
ところで、このたび、先に申請しておりました、来年度(H20年度)の「ゴミ処理・観光ルート美化プロジェクト」の実施が決定されました。プロジェクトサイトは、タトパニとナルチャンになっています。タトパニにつきましては、大きな困難が予想されていますが、その場合は、ゴミ箱の設置など、できることをまずおこない、その先につなげていくようなプログラムを組めばよいとおもいます。
ヒマラヤ保全協会ネパールからあらたに提案のあったシーカ下村につきましては、今後の協議により、来年度実施するか、その後にするか決めたいとおもいます。
以下は、N理事からの現地レポートです。
W.T.氏、W.K.氏と3人+ネパールスタッフ2名(チトラ、プレム氏)=計5名で向かった観光トレッキングエリアから、一足先にポカラに帰ってきました。こちらは晴天、マチャプチェレを背景に、花々がきれいです。日中は半そで、川で泳ぐ子どもの姿も見えます。
W両氏はチトラ氏とともに、今日からナルチャン村に入り、2日間滞在します。今までの作業の概要、情報は以下のとおりです。
〜9日(移動)
※カリガンダキ沿いにハイウェイ(自動車道)が出来ている。車両不備、調査で移動が遅れ、9日はラトパニ泊。
10日(移動&事前準備)
ガーラ村で事前調整、リーダー不在で調整は困難。シーカ村でリーダおよびゴミ委員会とミーティング、20人近くが参加。こちらは協力的で大変順調。すでに道は大体きれい。選挙のため学校が12日から休みに入るとのことで、ワークショップは翌日に開始。
11日(シーカ村でプログラム)
午前中は上シーカ村で70名の生徒と水質調査ワークショップを実施。すべての水道を調べる。午後は村人とクリーンナップキャンペーン&解説。ゴミ処理への理解を深め、今後は月一回クリーンナップ活動を行うそう。両イベントは大盛況。ゴミピット(埋め立て地)、ゴミ箱ともに完成。夜はバグビール氏、先生と深夜まで飲み、旧交を深める。新情報としては、今後5年以内にタトパニからシーカにモーターロードの計画あり。観光産業の戦略の必要性を感じる。新学校はほぼ完成しており、パソコンも最新機が入っている。今後1年を通じて、教師が水質データを収集する。尚、下シーカ村は上シーカと別にプロジェクトを進めることを希望しており、今回は行わない。
12日(ガーラでプログラム)
早朝にごみ委員会メンバーを個別に訪ね、再調整。11時から委員会とミーティング。ピットは1つのみ作られており、あと3つ手がけていない。作業が遅れているので、IHCNはまだお金を渡さず、交渉を重ね、てこずっていた。日本からも念押しをする。本派遣中に作るという約束をする。クリーンナップイベントはごみ委員会10数名と期末最終日の生徒60〜70名で実施。回収後、基礎的なゴミ知識を解説した。また、再度ゴミ委員会とミーティング、計画を共有。夕方、キバン村に書類を取りに行くネパールスタッフに同行。アルゲリの生育が良い。ゴミ委員会リーダーのロッジに泊まり、対話をする。
13日(ガーラで水質調査&移動&タトパニ)
ゴミ委員会リーダーとともに、村の一部をまわり、パックテストによる水質調査を行う。おおむね生態系の中で浄化されているが、衛生に関する村人の意識を変える必要あり。ガーラにはデリというローカースト集落があり、また、チェトリ族は行動が伴いにくく、動きがまとまっていない。私たちのゴミを拾う姿を見せる。今回の対話とワークショップで小さく前進した。3日後の訪問結果に期待する。
14日(タトパニ)
タトパニは各宿の主人が不在で、情報収集困難。観光地のため、さまざまな人が入っており、多くは
商人カーストタカリー族など。ビジネスで考える人が多いため、やり方が村とは異なるだろう。街道はゴミがないが、入り口にゴミの山。処理方法(具体的には埋め立てなど)を示し、地域で処理のための仕組みを作る必要あり。観光客はシーズンということもあり、多い。
また、13日にナルチャン村のリーダー・テイジグルン氏がタトパニに来ており、以下の情報を得ました。
・ナルチャンは新しい高校が出来、来期から始まる。(今まではタトパニまで通っていた)教師も3名追加。
周辺の村から住民が移動、人口が増加している。
・ナルチャンまでの道はハイウェイで良くなった。タトパニから歩いて1時間に短縮され、道が完成すれば車両が途中まで入り、より短縮される。
・ハイドロ水力発電が1基新規に作られた。電力会社はあと3基設置の予定。水利権で村に収入が入る。
変化の兆候が現れています。テイジ氏はこの状況下で、村の環境を守りながら発展したいと繰り返し話していました。水利など利害が発生し、課題も多いようです。尚、今回松本大学から古いタイプではありますが、ノートパソコンをナルチャン村とアウロ村に1台づつ寄贈しました。生徒の学習に使われる予定です。
W.T.さんはすばらしい写真をたくさん取っています。また、農産物のマーケティングなどアドバイスされていたり、村人に有用な情報と喜ばれています。W.K.さんは長旅になりますが、会計、情報収集にご尽力なさっています。
以上、ポカラから途中報告でした。
ガーラ村は、バフン・チェットリの村であり、個々人の自己主張がつよく、まとまりが弱いという問題はありますが、時間をかけて地道にとりくんでいけばよいとおもいます。
2000年〜2005年ごろのIHCのプロジェクトは、マガールの村にかたよりすぎていたという問題がありましたので、バフン・チェットリの村にも協力するということは、様々な民族に平等に接する、バランスのとれた事業展開という別の観点からも重要です。
ところで、このたび、先に申請しておりました、来年度(H20年度)の「ゴミ処理・観光ルート美化プロジェクト」の実施が決定されました。プロジェクトサイトは、タトパニとナルチャンになっています。タトパニにつきましては、大きな困難が予想されていますが、その場合は、ゴミ箱の設置など、できることをまずおこない、その先につなげていくようなプログラムを組めばよいとおもいます。
ヒマラヤ保全協会ネパールからあらたに提案のあったシーカ下村につきましては、今後の協議により、来年度実施するか、その後にするか決めたいとおもいます。
以下は、N理事からの現地レポートです。
W.T.氏、W.K.氏と3人+ネパールスタッフ2名(チトラ、プレム氏)=計5名で向かった観光トレッキングエリアから、一足先にポカラに帰ってきました。こちらは晴天、マチャプチェレを背景に、花々がきれいです。日中は半そで、川で泳ぐ子どもの姿も見えます。
W両氏はチトラ氏とともに、今日からナルチャン村に入り、2日間滞在します。今までの作業の概要、情報は以下のとおりです。
〜9日(移動)
※カリガンダキ沿いにハイウェイ(自動車道)が出来ている。車両不備、調査で移動が遅れ、9日はラトパニ泊。
10日(移動&事前準備)
ガーラ村で事前調整、リーダー不在で調整は困難。シーカ村でリーダおよびゴミ委員会とミーティング、20人近くが参加。こちらは協力的で大変順調。すでに道は大体きれい。選挙のため学校が12日から休みに入るとのことで、ワークショップは翌日に開始。
11日(シーカ村でプログラム)
午前中は上シーカ村で70名の生徒と水質調査ワークショップを実施。すべての水道を調べる。午後は村人とクリーンナップキャンペーン&解説。ゴミ処理への理解を深め、今後は月一回クリーンナップ活動を行うそう。両イベントは大盛況。ゴミピット(埋め立て地)、ゴミ箱ともに完成。夜はバグビール氏、先生と深夜まで飲み、旧交を深める。新情報としては、今後5年以内にタトパニからシーカにモーターロードの計画あり。観光産業の戦略の必要性を感じる。新学校はほぼ完成しており、パソコンも最新機が入っている。今後1年を通じて、教師が水質データを収集する。尚、下シーカ村は上シーカと別にプロジェクトを進めることを希望しており、今回は行わない。
12日(ガーラでプログラム)
早朝にごみ委員会メンバーを個別に訪ね、再調整。11時から委員会とミーティング。ピットは1つのみ作られており、あと3つ手がけていない。作業が遅れているので、IHCNはまだお金を渡さず、交渉を重ね、てこずっていた。日本からも念押しをする。本派遣中に作るという約束をする。クリーンナップイベントはごみ委員会10数名と期末最終日の生徒60〜70名で実施。回収後、基礎的なゴミ知識を解説した。また、再度ゴミ委員会とミーティング、計画を共有。夕方、キバン村に書類を取りに行くネパールスタッフに同行。アルゲリの生育が良い。ゴミ委員会リーダーのロッジに泊まり、対話をする。
13日(ガーラで水質調査&移動&タトパニ)
ゴミ委員会リーダーとともに、村の一部をまわり、パックテストによる水質調査を行う。おおむね生態系の中で浄化されているが、衛生に関する村人の意識を変える必要あり。ガーラにはデリというローカースト集落があり、また、チェトリ族は行動が伴いにくく、動きがまとまっていない。私たちのゴミを拾う姿を見せる。今回の対話とワークショップで小さく前進した。3日後の訪問結果に期待する。
14日(タトパニ)
タトパニは各宿の主人が不在で、情報収集困難。観光地のため、さまざまな人が入っており、多くは
商人カーストタカリー族など。ビジネスで考える人が多いため、やり方が村とは異なるだろう。街道はゴミがないが、入り口にゴミの山。処理方法(具体的には埋め立てなど)を示し、地域で処理のための仕組みを作る必要あり。観光客はシーズンということもあり、多い。
また、13日にナルチャン村のリーダー・テイジグルン氏がタトパニに来ており、以下の情報を得ました。
・ナルチャンは新しい高校が出来、来期から始まる。(今まではタトパニまで通っていた)教師も3名追加。
周辺の村から住民が移動、人口が増加している。
・ナルチャンまでの道はハイウェイで良くなった。タトパニから歩いて1時間に短縮され、道が完成すれば車両が途中まで入り、より短縮される。
・ハイドロ水力発電が1基新規に作られた。電力会社はあと3基設置の予定。水利権で村に収入が入る。
変化の兆候が現れています。テイジ氏はこの状況下で、村の環境を守りながら発展したいと繰り返し話していました。水利など利害が発生し、課題も多いようです。尚、今回松本大学から古いタイプではありますが、ノートパソコンをナルチャン村とアウロ村に1台づつ寄贈しました。生徒の学習に使われる予定です。
W.T.さんはすばらしい写真をたくさん取っています。また、農産物のマーケティングなどアドバイスされていたり、村人に有用な情報と喜ばれています。W.K.さんは長旅になりますが、会計、情報収集にご尽力なさっています。
以上、ポカラから途中報告でした。
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