ネパールの旧王宮が博物館になり、一般公開がはじまる
- 2009/02/27
- 21:06
王制が廃止されたネパールで、首都カトマンドゥの旧王宮が、ナラヤンヒティ王宮博物館(Narayanhiti Museum)」として生まれかわって開館しました。一般市民が、過去の王族らの豪華な暮らしや流血の歴史をひと目見ようと長蛇の列をつくっています。入場料は外国人は500ルピー、開館時間は午前11時から午後4時まで(冬期の3ヶ月間は閉館が午後3時になり)、火曜日水曜日と祝祭日は閉館です。外国人の場合、ネパール人とおなじ列にな...
シバラットリーでシバ神をいわう
- 2009/02/23
- 21:13
今日は、シバ神(ヒンドゥー教の最高神の一柱)をいわう日です。ヒンドゥー教徒たちはパシュパティナートに参拝し、インド各地から多くのサドゥ(修行者)があつまりました。シバは、創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌに対して、破壊をつかさどります。...
参画型アプローチ(1):国際協力のためにKJ法を最適化する
- 2009/02/21
- 23:36
解説ヒマラヤ保全協会メルマガ Vol.1 を発行しました。このメルマででは、ヒマラヤ保全協会の活動紹介とともに、参画型アプローチの解説をしていきます。以下はその第1回目としてメルマガに掲載した分です。ヒマラヤ保全協会は、現地住民の参画、会員・支援者の参画によりすべての事業をすすめています。この参画のための具体的な方法が「参画型アプローチ」です。これは、当協会の創設者・川喜田二郎が創始した「KJ法」を、国際...
地すべりが発生し、村に危険がせまる
- 2009/02/20
- 02:47

写真:地すべりが発生し、村に危険がせまる(ダウラギリ地域・ベガ村にて、人物はダン=クマール先生)ヒマラヤ山岳地帯では地すべりが多発し、村々に危険がせまり、住民の命がおびやかされています。写真は地すべり地の最上部を撮影したものです。土地に亀裂が入っているのがわかります(地割れができています)。この亀裂は、地すべりのうしろ側にあることから「後背亀裂」といいます。後背亀裂の前面は今まさに下方へすべりおち...
ネパール「民主の日」をむかえる
- 2009/02/18
- 21:23
今日は、ネパール「民主の日」です。トリブバン国王が、亡命先のインドから帰国してラナ家独裁を打倒した日であり、1990年に政党が民主化運動を開始した日です。...
外国人がチベットを訪問することを禁止する
- 2009/02/13
- 21:24
米ラジオ局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、来月14日の「チベット騒乱1周年」と同10日の「ラサ蜂起50周年」という“敏感な時期”をひかえた中国で、外国人がチベット自治区やその周辺地域を訪問することが全面禁止となっていると報じました。...
マオイストの人民戦争13周年記念式典がおこなわれる
- 2009/02/12
- 21:26
マオイスト軍は、マオイストの人民戦争13周年記念日に、ナワルパラシにある駐屯地で大々的に式典をおこないました。...
二酸化炭素濃度が年2ppmずつ増えつづけ、あと35年で限界に達する
- 2009/02/11
- 20:18
「産業革命以前、大気中の二酸化炭素の濃度は280ppmほどだった。この濃度が温度の調節機能を発揮し、これまで地球の平均気温を約14℃に保ってきた。しかし、人類が電力を得るために石炭やガス、石油を燃やすようになると、二酸化炭素濃度は上がりはじめた。測定が始まった1950年代後半には、すでに315ppm前後に達していた。現在は380ppmで、さらに年約2ppmの割合で増えつづけている」(「二酸化炭素をめぐる新たな方程式」ナショナ...
チベット高原の永久凍土は今後7年で消失する
- 2009/02/09
- 23:50
成都商報によると、チベット高原の厚さ10m以下の永久凍土は今後7年で消失すると専門家は予測され、これは、地球温暖化と人為的影響が大きいと分析されています。永久凍土減少によって根の短い植物が枯れ、永久凍土が溶けることで土石流なども増加し、被害が懸念されています。〔Record China〕...
ヒマラヤ山村民は「森の紅茶」を大昔から飲んでいた
- 2009/02/08
- 19:29
ヒマラヤ保全協会会員で、ヒマラヤンマテリアル代表のEさんは、ネパールの人々のくらしについて大変くわしく、一緒に現場をあるいているといつも沢山のことをおしえられます。このまえ彼は「森の紅茶」の玉を発見して、ホームステイ先の娘からもらってきました。ネパールの森林(自然林)には茶の木が元々自生していて、村人はその葉をつみ、発酵させて大昔から飲んでいたそうです。ヒマラヤの発酵食品の伝統からあらたな展開が期...
木から、織物と紙ができるまで -ネパール山村で、暮らしの楽しさ・豊かさをもとめて収入向上事業がはじまる-
- 2009/02/08
- 18:00
「木から、織物と紙ができるまで -ネパール山村で、暮らしの楽しさ・豊かさをもとめて収入向上事業がはじまる-」《第28回ネパールサロン》が開催されました。 ヒマラヤ保全協会では、植樹による森林保全活動にくわえて、地元の森林資源を利用した織物・紙漉事業をすすめています。織物や紙は、フェアトレードにより販売することができ、地域の人々の貴重な現金収入になります。「植えながら使っていく」ここに、当協会がめざす自...
プロジェクトの先にある人々の「生活」や「感動」をイメージし、「急所にいどむ法」を実践する
- 2009/02/07
- 18:56
ヒマラヤ保全協会の「生活林プロジェクト」が大きく進展してきました。プロジェクトをすすめながら、私は、プロジェクトの先にある、人々の「暮らしの豊かさ」「暮らしの楽しさ」を提案することが重要だと感じています。プロジェクトの先にある人々の「生活」や「感動」を関係者(地域住民やヒマラヤ保全協会の会員、支援者)が共有できれば、プロジェクトは確実にすすみます。 ヒマラヤ保全協会のプロジェクトの第一段階(第一...
山村支援キャンペーン -ひきつづきよろしくお願いもうしあげます-
- 2009/02/05
- 18:34
山村支援キャンペーン(冬募金2009)を実施中です。ヒマラヤ山村の人々の命を、地滑り・土砂災害から守り、さらに、村を元気づけるために、ご支援ご協力をよろしくお願いもうしあげます。> こちらをご覧ください...
地球市民講座「ヒマラヤン・ヒーリング ~ヒマラヤの自然と調和した癒しの世界~」ご案内
- 2009/02/05
- 18:21
ヒマラヤには地域の自然を生かした健康法が古くから伝わり、近年その効用が見直されています。今回はヒマラヤの自然と調和した健康法について解説し、自然と人間が調和するためのヒントを学びます。また日本発祥のヒーリング法も参考にし、体内浄化と人間活性化についての方向性も探ります。非会員の方でも参加できますので、皆様おさそいあわせのうえご来場ください。【日 時】2009年3月21日(土)13:30~16:30【会 場】環境パ...
生活林づくりプロジェクト<ナルチャン・サリジャ地域>第3フェースが最終段階に入る
- 2009/02/03
- 23:51
生活林づくりプロジェクト<ナルチャン・サリジャ地域>第3フェースが最終段階に入りました。本プロジェクトでは、ネパール西部のミャグディ郡およびパルバット郡において、自然環境を保全するとともに、森林資源を活用しながら住民の生活改善をすすめ、地域社会を活性化させることを目的として以下の事業をおこなっています。これまでに建設した苗畑の苗木生産能力を一定水準まで向上させ、植林地への植樹を軌道にのせ、住民の主...
日本NGO連携無償資金協力の契約を締結する
- 2009/02/03
- 18:00
このたび、ヒマラヤ保全協会の「生活林づくりプロジェクト」(地域活性化計画)につきまして、日本NGO連携無償資金協力(外務省国際協力局民間援助連携室)の契約を締結しました。...
生活林プロジェクトは、山村僻地の貧困削減のために効率的・効果的なプロジェクトである
- 2009/02/03
- 17:31
「生活林プロジェクト」(第3フェーズ)について、いくつかの質問がよせられましたのでおこたえします。Q)「生活林プロジェクト」と貧困削減との関連はどうなっていますか?A)海外援助団体の支援のほとんどが、首都カトマンドゥや地方中核都市に集中している実情のなかで、本プロジェクトは、山村僻地・貧困地域の人々を徹底的に支援しようとするものであり、これにより、発展途上国の貧困削減や地域間格差の是正に大きく貢献...
木から、織物と紙ができるまで -ネパール山村で収入向上事業がはじまる- 第28回ネパールサロンのお知らせ
- 2009/02/02
- 02:13

ヒマラヤ保全協会では、植樹による森林保全活動にくわえて、地元の森林資源を利用した織物・紙漉事業をすすめています。織物や紙は、フェアトレードにより販売することができ、地域の人々の貴重な現金収入になります。「植えながら使っていく」ここに、当協会がめざす自然と人間との循環的共生関係を構築していく基礎があります。 今回は、木から織物や紙ができるまでのプロセスを、現地で撮影された最新の写真を通してくわしく...