ネパール・ヒマラヤ・国際協力

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  海外就労者が増えつづける -ネパール-

 「海外就労者からの送金額は、2005/06年度の7ヶ月間だけで534.6億ルピーに上り、対前年比48.2%の増加となった」(注)。海外就労者からの送金は、いまや貿易赤字(2005/06年の8ヵ月間で741.7億ルピーの入超)を補填するうえで無視できない比重を占めるといいます。
 海外就労(インドをのぞく)は一貫して増えづづけ、2004/05年度末までに正規の許可を得て海外で就労している人数は59万1400人にのぼり、2005/06年度の8ヵ月間だけでも12万3279人が就労目的で出国しています。
 ネパールの海外就労者は今後とも増えつづけるのではないでしょうか。

(注)水野正己著「2006年のネパール 第2次民主化運動と国王政治の終焉」アジア動向年報2007、514-530ページ、アジア経済研究所

  平均732万ha(北海道とほぼ同じ面積)の森林が毎年失われている -FAO森林マップ-

「世界の森林面積は、1990年から2005年の間に約3%減少しています。2000年から2005年の間にも平均732万ha(北海道とほぼ同じ面積)の森林が毎年失われています」(注)。
 現在、世界には約40億haの森林があり、陸地の約30%を占めています。FAOの森林マップによると、ネパールは、国土に占める森林面積の割合は、25-35%に分類されています。ちなみに日本は50-100%であり、世界有数の森林国家になっています。
 したがって、今後は、日本国内よりも海外の森林減少地域において植林活動をすすめていくことが必要です。

(注)「FAOの森林マップ 世界の森林面積 2005年」世界の農林水産 FAO News 2008年 SUMMER(811号)、平成20年。

  ユキヒョウは、100年間で激減した

 ユキヒョウの「生息地はヒマラヤ山脈やチベット高原、パミール高原、天山山脈なそ、世界でも指折りの峻険な高山地帯ばかりだ」(ナショナル ジオグラフィック日本語版、2008年6月号)。
 ユキヒョウは、美しい毛皮をねらわれておびただしい数がころされ、現在の生息数は推計4000〜7000頭ほど、実際には3500頭にも満たないと懸念する専門家もいて、100年前の半数以下に落ち込んだといいます。
 1975年以降は、ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)に基づいて保護活動がすすめられていますが、密猟は後をたちません。

(注)日本にいるユキヒョウは30頭近く、東京都多摩動物公園では、現在、日本最多の10頭を飼育しているそうです。

  中国雲南省チョンティエン県はシャングリラ県に改名された

 「この地域は、2001年までチョンティエン県と呼ばれていた」(ナショナル ジオグラフィック日本語版 2008年5月号)。
 2001年、中国雲南省チョンティエン県は、「シャングリラ県」と改名されました。その中心には、チベット仏教のソンザンリン寺がそびえています。
 改名の効果がでたのか、雲南省の観光収入は毎年数千億円にのぼるそうです。

(注)シャングリラとは桃源郷(理想郷)のことです。そもそもは、イギリスの作家ジェームズ=ヒルトンが1933年に出版した小説『失われた地平線』の中に出てきた理想郷(ユートピア)の名称であり、小説の設定ではヒマラヤ山脈近辺にあるとされました。ヒマラヤ保全協会の会報の名称はここからきています。

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