ネパール・ヒマラヤ・国際協力

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  フィールドワークにより、地形を読み、すすむべき道を見いだす

 ヒマラヤ保全協会の事業地(フィールド)は、山あり、谷あり、川あり、平地ありで、その地形は非常に変化に富んでいます。ヒマラヤほど変化に富んだ地形をもつ地域は他になく、そこでのフィールドワークは特別な体験を生み出します。
 フィールドワークとは地球の表面をあるいていくことです。このとき重要なことは、どのような地形の中のどこの道をあるいたか、その軌跡を地形と道に注目して綿密にとらえることです。地形と道が明確にイメージできようになるとフィールドワークの体験はとても奥深いものになります。
 ヒマラヤに行ってフィールドワークをおこなわなくても、今までに、どのような土地をあるいてきたかをふりかえってみることは有用です。
 上り坂や下り坂はあったか。山越えをしたことがあるか。川をわたったことはあるか。障害物はあったか。落とし穴に落ちたことはあるか。道は一本道であったか。バイパスはあったか。道はどこへむかっていたか。危険や不安はあったか。あるきやすかったか。一緒にあるいた人はいるか。
 このようなことをふりかえって、フィールド(現場)の体験をふかめておくとよいでしょう。
 発展途上国のフィールドに入ると、現地の状況に自分をあわせなければならず、環境への適応がもとめられます。現地の状況の展開に応じて、自分のストーリーも決まってくるのであって、その逆ではありません。このようなときにもフィールドワークは重要な役割を果たします。
 フィールドワークで一番重要なことは、地形を読み、すすむべき道を見いだすことです。
 このようなフィールドワークの体験は、それがそのままプロジェクトの推進や問題解決のために役立ってきます。多様なフィールドワークをたくさん経験している人ほど、プロジェクトや問題解決を力強くすすめることができるのです。
 地形を読み、すすむべき道を見いだすということは、状況を把握し、解決策を実行することにほかならないからです。

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