氷河湖観測のためのワイヤレス・インターネットを構築する -技術支援をするマハビール=プン会長-
ヒマラヤ保全協会ネパール会長のマハビール=プンさんが、2008年4月15-16日に京都で開催された国際会議"ICT and Climate Change"(共催:ITU※および日本政府)に、途上国のスピーカーとして招待され来日しました。ヒマラヤは、地球温暖化の影響をもっともつよく受ける地域の一つと想定され、氷河湖が拡大し大規模な崩壊がおこった場合、下流の人家、発電所、道路、橋などの主要インフラに甚大な被害がでるほか、多数の人命もうしなわれると予想されています。
そこで、氷河湖の水位を測定し、被害を未然に防止ないし的確に予報するために無線インターネット技術が利用されています。
マハビール=プンさんは、「ネパール・ワイヤレス・ネットワーキング・プロジェクト」を2002年から開始、ポカラとアンナプルナ山麓の村々を無線インターネットでむすび効果をあげ、2007年に「アジアのノーベル賞」とよばれるマグサイサイ賞を受賞しました。
彼は、この功績により、氷河湖観測のための無線インターネット技術の支援も開始したという訳です。
4月17日には、「ネパール・無線ネット・プロジェクト -アンナプルナ&エベレスト情報ハイウェイを目指して」と題してプンさんを囲む会が開催されました(共催:BHNテレコム支援協議会・慶応大学・多摩大学、会場:JICA地球ひろば)。
現在、ポカラ-カトマンドゥ、カトマンドゥ-エベレスト地域をむすぶ無線インターネットの構築も構想されています。
※ ITU: International Telecommunication Union(国際電気通信連合)
写真:講演するマハビール=プンさん(JICA地球広場にて)
